この日、東証1部市場の売買高第1位は鉛蓄電池大手のGSユアサだった。売買高7529万株は6月23日(1億676万株)以来の水準。株価は前週金曜日に比べて50円高の390円と、上昇率は15%近かった。 ここまで人気が盛り上がったのは、この日の日経新聞が「東電が09年に三菱自製の電気自動車を300台購入する」と伝えたことによる。三菱自と共同で電気自動車の開発を進めているのがGSユアサということで、一躍、人気の波が広がった。しかも、前週金曜日の引け後の今09年3月期第2四半期(4−9)の決算発表によって、この中間期に経常利益68億1000万円(前年同期は17億円の赤字)と大幅な黒字転換を達成したことが確認されたことも支援材料となった。 古河電池、新神戸、FDKなど電気自動車関連株が一斉高となっていた。これまでも環境関連株として人気を集めることが多かったグループだが、米国で環境派のオバマ候補が次期大統領として選出されたことや麻生政権が景気対策としてクリーンエネルギー推進に力を入れるとの期待が再び人気に火をつけることとなった。 売買高順位13位に顔を出していたのが原子力発電所の発電プラント部材を主力にする日本製鋼所。同じような環境派の人気株だ。こちらは今月4日に今09年3月期の業績見通しを上方修正しており、株価は11日の1071円高値にかけて4割高した経緯もあるが、GSユアサの活況に刺激される格好で人気復活となった。
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