連載第2回では小規模な企業ネットワークの集計結果を分析する。ここでいう小規模ネットワークとは、つながるパソコンの台数が100台以下の企業ネットワークである。回答数は326件で全体(689件)の約半数に当たる。拠点数の平均は8である。それでは小規模ネットワークの実像を、インターネット接続のアクセス回線から見ていこう。インターネットVPNの利用がダントツ小規模ネットワークで最も使われているインターネット接続のアクセス回線はFTTH(fiber to the home)だった。次点はADSL(asymmetric digital subscriber line)。小規模ネットワークの企業ユーザーはブロードバンド回線を積極的に活用している。WANサービスで採用数が多いのはインターネットVPN(virtual private network)である。昨年の調査では、WANサービスの最多はIP-VPNだった。今年の調査でインターネットVPN を採用した企業の自由回答欄を見ると、「2007年ころからFTTHとADSLでインターネット接続を進めていった。インターネットに接続できていないユーザーがいない状態になったので、VPNルーターを設置したり、フリーソフトを導入したりして、VPN を構築した」という声があった。ブロードバンド・サービスの普及がインターネットVPNの採用につながっているようだ。
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